ポケットコンピュータとグラフ電卓の登場 - 1980年代
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関数電卓とプログラム電卓はさらに進化して、ポケットコンピュータやグラフ電卓に進化した。 ポケットコンピュータは QWERTY配列キーボードを搭載し、高級言語 BASIC が使えるため、プログラム電卓よりもプログラミングが容易であった。そのため、PCが普及する前はよく使われていた。 グラフ電卓はプログラム電卓にグラフを描画する機能が追加されたものである。プログラミング可能であるが、QWERTY配列キーボードを搭載しているものは少数派である。アプリケーションのインストールが可能だったり、CAS(数式処理システム)を搭載したものもある。タッチパネルを搭載したものまである。 1980年にSHARPが世界最初のポケットコンピュータPC-1210/1211を発売した。 1985年に世界初のグラフ電卓 CASIO fx-7000G が登場した。その後、各社が後を追った。1986年にシャープが自社最初のグラフ電卓 EL-5200 を発売。 1987年にヒューレット・パッカードが自社最初のグラフ電卓 HP-28C を発売。 1990年にテキサス・インスツルメンツが自社最初のグラフ電卓 TI-81 を発売した。他社は工学向けだったが、本機は当初から教育向けだった。
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