ボードロア・マリン油田
【英】: baudroie marine oilfield
ガボン西部、海岸の町ポールジャンティの南約 30km 、アンギーユ油田とグロンダン油田のほぼ中間の大西洋陸棚(水深約 36m )に位置する 3 油田(ボードロア、北ボードロア、バリステ、メローサーディン)の総称。 フランスのエルフ社(現在のトタール社の前身の一つ)により 1974 年に発見され、1980 年に生産が開始された。三菱商事(株)の子会社が 50 %の権益を持つ。 地質区としては、ロワーコンゴ盆地(安定前縁盆地)に属し、集油形態は背斜。油層は白亜紀の砂岩で、深さは約 2,300m 。原油比重は 28.9 ~ 31.9°API。 2002 年の産油量は、15,666 バレル/日、同年末における累計生産量は 1 億 200 万バレルと公表されている。 主文献『世界の大油田』(1984)、『石油・天然ガス資源の未来を拓く』(2004) (齊藤 隆、2006 年 8 月) |

ボードロア・マリン油田
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ナビゲーションに移動 検索に移動ボードロア・マリン油田(ボードロア・マリンゆでん、Baudroie Marine Oilfield)とは、ガボン西部の大西洋上(ギニア湾)に存在する海底油田、天然ガス田のこと。ガボンの経済を支える同国三大油田の一つ。
概要
- 1970年代、フランスのエルフ社(現在のトタル社)によりボードロア鉱区、メローサーディン鉱区が発見されたことがきっかけとなり開発が進んだ。後に、周辺海域に有望鉱区が発見され拡大しつつある。
- ボードロア鉱区、メローサーディン鉱区については、日本の三菱商事の子会社であるMPDCガボン社が権益の半分をトータル社と折半して所有している。MPDCガボン社は2006年に、ングマ鉱区、モアビ鉱区のオペレーターとなっている。
歴史
外部リンク
固有名詞の分類
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