ボンツェ・デス・フモールス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/29 15:38 UTC 版)
「ヴォルプスヴェーデ」の記事における「ボンツェ・デス・フモールス」の解説
ボンツェ・デス・フモールス(直訳: ユーモアの僧侶)は笑っている仏陀の像で、カフェ・ヴォルプスヴェーデ横の駐車場近くにある。この石造りのモニュメントは、カフェ・ヴォルプスヴェーデやニーダーザクセンシュタインと同じくベルント・ヘトガーによって1914年にデザインされた。この像は、15のマジョリカ陶器のシリーズから創られた。ヘトガーは、ダルムシュタットのマチルデの丘で活動していた頃、対比のペアのシリーズを創作していた。これによって彼は、たとえば善、信仰、希望といった陽の面と、貪欲、怒り、憎悪といった陰の面からなる、人間の「陽と陰」を表現しようとした。この仏陀は陽の面を表現した像である。陰の面である怒りの像(同じく石像である)は、わずかな距離にあるグローセ・クンストシャウ・ヴォルプスヴェーデの階段脇にある。この2体の像は、当初、ヘトガーのヴォルプスヴェーデにおける最初の住まいであるブルネンホーフの公園に設置された。ここでは、オラングとウータンという名前で住民に知られていた。ブルネンホーフは1923年に焼失し、1924年にその跡地に所有者の夫の名にちなんでディードリヒスホーフとよばれる新しい建物が建設された。この建物は1953年からブレーメン郷土協会に属している。数多くの像を有する庭園は、手入れや修復がなされ、後に芸術家の栄誉をたたえてヘトガー=ガルテンと呼ばれるようになった。ボンツェをはじめとするいくつかの立像は他の場所に移された。
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