ボランティア貢献
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 05:12 UTC 版)
「Rosetta@home」の記事における「ボランティア貢献」の解説
Rosetta@home は、研究のために個々のプロジェクトメンバーから提供された計算能力に依存している。 2020年3月28日現在、150カ国から約53,000人のユーザがRosetta@homeのアクティブなメンバーであり、約54,800台のコンピュータからのアイドルプロセッサ時間の貢献を合わせた平均性能は1.7ペタフロップスを超えている。 利用者には、その貢献度の指標としてBOINCクレジットが付与される。 各ワークユニットに付与されるクレジットは、そのワークユニットで生産されたデコイの数に、そのワークユニットのすべてのコンピュータホストが提出したデコイの平均クレジットを乗じたものである。 このカスタムシステムは、標準BOINCクライアントと最適化されたBOINCクライアントを使用しているユーザに付与されるクレジットと、Windows と Linux オペレーティングシステム上で Rosetta@home を実行しているユーザに付与されるクレジットとの間の大きな違いに対処するために設計された。CPU 作業の1秒あたりのクレジット量は、Rosetta@home の方が他のほとんどの BOINC プロジェクトよりも少ない。Rosetta@home は40以上の BOINC プロジェクトの中で13位に位置している。 CASP 実験で提出されたタンパク質の構造を予測した Rosetta@home 利用者は、その結果が科学論文で認められている。与えられたワークユニットのエネルギーが最も低い構造を予測したユーザは、「その日の予測者」(Predictor of the Day)として Rosetta@home のホームページに掲載され、メンバーであるチームと共に紹介される。また、Rosetta@home のプロフィールを作成したユーザーの中から、毎日ランダムに「その日のユーザ」(User of the Day) が選ばれ、ホームページに掲載される。
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