ボビー・ロブソン基金
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「ボビー・ロブソン」の記事における「ボビー・ロブソン基金」の解説
ロブソンは1992年に大腸がん、1995年には悪性黒色腫、2006年には右の肺と脳の腫瘍と何度も病気と闘ってきた。脳腫瘍に起因する脳卒中では体の一部に麻痺が残り、悪性黒色腫を取り除いた後には上あごに人工骨が埋め込まれた。2007年に5度目のがんが両方の肺に見つかり、化学療法で治療を行っていたが、2007年に末期症状と診断された。このような経験から、5度目のがんの診断を受けた後にロブソンは残りの人生を病気と闘う人たちのために捧げることを決心し、2008年3月25日にサー・ボビー・ロブソン基金を設立した。集めたお金はサー・ボビー・ロブソンがん研究センターの設備投資やニューカッスル・アポン・タインにあるフリーマン病院、イングランド北東部で行われるがんに関するプロジェクトに投資され続けている。 2009年7月26日には活動の一環として1990 FIFAワールドカップ準決勝のリターンマッチがセント・ジェームズ・パークで行われ、試合には当時のオリジナルメンバーとゲストが集まった。ロブソンは試合前に儀仗兵による栄誉礼を受けた。 ロブソンが亡くなった時点で基金は160万ポンドを集めていたが、死後18日間の間に156,000ポンドの寄付が集まった。2009年10月15日には200万ポンドを突破し、家族の要望によりアラン・シアラーがロブソンの後を継ぐことが併せて発表された。2010年にはスティーヴ・ギブソン、ミック・マイルズ、ナイアル・クインが後援者に加わった。
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