ボタモチ祭り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 04:57 UTC 版)
ボタモチ祭りは旧山北町に古くから伝わる民俗行事。旧山北町大川郷の三つの集落(中浜・杉平・岩下)で伝わっている。中浜では数百年前から続けられているとされている。寛延の「中浜村明細書」にある四社のうちの石動堂に関係していると考えられており、現在石動堂は集落北に石する「鼠齧り岩」の足もとに十三仏の石像とともに置かれている。1986年(昭和61年)12月17日には、「山北のボタモチ祭り」の一つとして「記録作成等の措置を講ずるべき無形の民俗文化財」の選択を文化庁長官より受けた。 郷土資料が少ない為明確ではないが、伝承などによると毎年「節季の二日」の1月2日に石動神社の宵祭りとして行われており、その年の農業や漁業などの生業を無事に終えたことを喜び、各家の代表者が鎮守の下に集い、感謝の意を表してボタモチを石動神社に供え、参加者もボタモチを食べることで喜びを共有し、村の結束を強固なものにする為とされている。尚、旧暦の天保暦からグレゴリオ暦に変わった為、改暦後は12月2日になった。
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