ペンビナ油田
読み方: ぺんびなゆでん
【英】: pembina oilfield
【英】: pembina oilfield
カナダ・アルバータ州の州都エドモントンの南西約100キロメートルに位置する、同国最大の油田。 古く 1905 年に浅層に油の存在が知られていたが、1953 年に主油層が発見された。 地質区としては西カナダ盆地(前縁盆地)に属し、集油形態は層位封塞トラップ、集油面積は約 3,000km2。油層は白亜紀の砂岩で、深さは 900 ~ 1,840m 。原油比重は 32 ~ 37°API。油層の圧力維持のため、水圧入(水攻法)が行われている。究極可採埋蔵量(水圧入適用後)は 22 億バレルと見積もられている。 1971 年の産油量統計として 14 万バレル/日という数字があるが、この時はすでに減退期に入っていたようである。2000 年以降は 4 万バレル/日前後で推移している模様。上記の究極可採埋蔵量の 4 分の 3 が生産済みと仮定すれば、累計生産量は 16 ~ 17 億バレルとなる。 主文献『世界の大油田』(1984) (齊藤 隆、2006 年 3 月) |
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