ペルーのワイノ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/09 18:35 UTC 版)
ペルーのワイノは地方色が強く、それぞれの地方でメロディラインや踊り方が微妙に違う、独自のワイノのスタイルがある。基本的にペルーのワイノは哀調を帯びたフォルクローレとはかけ離れた、甲高い声で歌う2拍子のダンス音楽である。 ワイノの歌詞は恋愛や下品な冗談、孤児の辛さ、社会批判などさまざまな内容だが、ペルーの政治が混乱した20世紀後半には社会を告発する手段として利用された。1980年代にはコロンビアから入ってきたクンビアとワイノが融合し、チチャという新しいジャンルの音楽が生まれ、山岳部からリマに移民した人々のあいだで流行した。その後もワイノはボリビアのネオ・フォルクローレ、チリのヌエバ・カンシオン、ロックなど他のジャンルの影響を受けつつ発展を続けている。
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