ベロセットKシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/12 05:32 UTC 版)
1920年代初頭、ベロスは事業拡大のためには何か高性能を打ち出したモデルが必要だと認識していた。1925年、彼らはそれまでの路線から大胆に軌道を変えたOHC350ccエンジンを搭載した、後にKシリーズと呼ばれるモデルを発表した。初期のトラブル出しを終えた翌年、ベロスはこのニューマシンでマン島TTレースやブルックランズレースなどに出場し、信頼性の高さやスムーズな操作性から多くの勝利を得た。このモデルは市販化され、『KSS』(スーパースポーツ)、『KTS』(ツーリングモデル)、『KTP』(twin exhaust ports)、『KN』(ノーマル)などへシリーズ展開された。OHCエンジンのシリーズは1948年の、高剛性フレームとDowty Oleomaticと呼ばれる空圧フォークを持つ最終形KSSシリーズまで販売された。このKシリーズは旋回性とスピードに優れ、世界中のレースで使われた。
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