ベイヌーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 04:09 UTC 版)
ベイヌーン(Baynoun)はアイルランド産の競走馬。ブラジルで種牡馬になると、マッチベター、サンドピットという2頭の国際的な一流馬をはじめ、多くの活躍馬を出した。 ベイヌーン Baynoun 血統 ハリーオン系 性 牡 Sassafras1967年 鹿毛 アイルランド Sheshoon Precipitation 毛色 鹿毛 Noorani 生年 1981 Ruta Ratification 生産地 アイルランド Dame d'Atour 生産者 Busarella1974年 鹿毛 フランス Busted Crepello 馬主 アガ・カーン4世 San le Sou 調教師 R. F. Johnson Houghton Danarella Dan Cupid 成績等 9戦5勝 Arbela F-No.4-n ベイヌーンは、アガ・カーン4世の所有馬で、3歳時(1984年)の初夏にクイーンズヴェース(約3218メートル)を4馬身差で勝って上級ステイヤーの仲間入りをした。8月にはジェフリーフリアステークス(約2444メートル)を3馬身差で勝った。ベイヌーンは9月のセントレジャーでは2番人気に支持されたが、コマンチラン(Commanche Run)に1馬身半及ばず2着に敗れた。 ベイヌーンは翌年も走ったが、ジョンポーターステークスで入着しただけに終わった。 ベイヌーンは種牡馬になると、ブラジルで17世代の産駒を送り出し、その中から36頭の重賞勝馬が出て、大成功した。なかでも、1989年生まれの産駒からは、マッチベター(Much Better)とサンドピット(Sandpit)という世界クラスの一流馬が出た。サンドピットはブラジルで3歳チャンピオンになったあとアメリカへ移籍し、アメリカの芝のG1競走をいくつも勝った。1994年と95年にはジャパンカップへ遠征を行い、1994年には1番人気になるほどの注目を集めた。マッチベターはブラジルの年度代表馬を2回とるほどの活躍をし、1994年にフランスの凱旋門賞へも遠征した。
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