プロ編入試験への道
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2013年の第26期竜王戦6組は、八代弥、東和男、藤森哲也のプロ棋士3人に勝ち、第16期以来10年ぶりにベスト8に進出。竜王戦6組でプロ3人抜きを2度達成したアマチュアは今泉のみである。2014年6月8日、朝日アマ名人戦で5連覇中の清水上徹を2勝1敗で降して初優勝し、史上2人目(史上初は桐山隆)のアマタイトル大三冠(アマ竜王戦、アマ名人戦、朝日アマ名人戦)を達成した。同年7月5日、朝日杯オープンのプロアマ一斉対局で星野良生に勝利し、プロ編入試験の条件である対プロ棋士戦績が良いところをとって10勝かつ勝率6割5分を満たし、受験することを表明した。7月22日に日本将棋連盟へ2度目の奨励会と同様桐谷広人を師匠とし、プロ編入試験の受験申込を行った。 同年8月1日、朝日杯オープン一次予選2回戦で船江恒平を降し、3回戦に進出を決める。9月3日、3回戦の相手はプロアマの師弟対決2例目となる奨励会時代の師匠の小林健二。小林は和服で現れ、相入玉の末持将棋に1点足りず249手で今泉が勝ち、恩返しを果たす。小林からは「よくがんばった」「もう少し序盤を研究したほうがいい」などと労いの声を掛けられた。同日の1次予選決勝では、長沼洋に敗れた。同年9月19日、プロ編入試験第1局を4日後に控えた状態で銀河戦に出場。Fブロック1回戦で所司和晴に勝利する。プロ編入試験2局目から4日後の10月9日、先述2回戦で八代弥に、前年竜王戦6組の借りを返された。同年11月30日、3連覇中のアマ王将戦決勝で、元アマ王将の中川慧梧に敗れ4連覇を逃す。
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