プロジェクトマネジメントの歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 23:39 UTC 版)
「プロジェクトマネジメント」の記事における「プロジェクトマネジメントの歴史」の解説
従来、プロジェクトマネジメントは品質・コスト・納期 (QCD)の管理活動と考えられ特に独立した要素として捉えられていなかった。 現在のような形のプロジェクトマネジメント概念が確立したのは、冷戦期のアメリカ国防総省だったと言われている。ソ連に有人ロケットの打ち上げで先を越されたことに危機感を覚えたアメリカ国防総省は軍事プロジェクトのプロセスをスピードアップさせるため、プロセスを体系化し整理した。1958年にはポラリスミサイルプロジェクトに際し、"Program Evaluation and Review Technique (PERT)"が開発されている。同時期にデュポン社でも、クリティカルパス法 (CPM)と呼ばれる手法が開発されている。 現在は、米国の非営利団体であるPMI (Project Management Institute)が策定した"Project Management Body of Knowledge (PMBOK)"が世界中で受け入れられている。PMBOKは、最新の研究結果を元に4年毎に改定され続けている。 日本では経済産業省(当時の通商産業省)のバックアップを受けて日本発のプロジェクトマネジメント標準を確立する試みが進められ、その結果として現在、P2M(プロジェクト・プログラムマネジメント)という知識体系がある。現在は日本プロジェクトマネジメント協会 (PMAJ)がこれを管理し、この知識体系に基づいた資格がある。 また、2012年には「ISO 21500: 2012」が発行されている。
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