プリズムの作用とは? わかりやすく解説

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プリズムの作用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/09 04:27 UTC 版)

プリズムコンプレッサー」の記事における「プリズムの作用」の解説

可視光透過するほとんどの材質は正の分散持ち波長長いほど屈折率小さくなる。これは長波成分ほどその材質速く通過することを意味するプリズムコンプレッサーにおける正の分散は、長波成分二つ目プリズムでより長い距離を移動する事で相殺される短波成分空気中を長距離移動するので、デリケートな調整要する光学系慎重に設計する事で、他の光学機器発生した正の分散補正する負の分散作り出せる(図3)。プリズム2を移動させる事で、コンプレッサー分散を正(青線)負(赤線双方調整可能。P2移動光線から外れない範囲限られるため、負の分散範囲比較的狭い。 BK7のような一般的な物質屈折率は、超短パルス可能な数十ナノメートル以内波長ではほとんど変わらない実用的な大きさでは、光路長のずれにして数百マイクロメートルしか補償できない。しかし、 SF10, SF11のような屈折率大き結晶を使うことで、補償できる光路長は数mmになる。この技術は、チタンサファイア結晶補償為にフェムト秒レーザーの中で使われまた、他の物質による分散補償にも使われる。またプリズムコンプレッサー自体で高い分散作ることも可能で、超短パルス長の調節や、位相歪み補正用いられる。MIIPSは、自動で高い分散測定補償できるパルス整形技術一つである。

※この「プリズムの作用」の解説は、「プリズムコンプレッサー」の解説の一部です。
「プリズムの作用」を含む「プリズムコンプレッサー」の記事については、「プリズムコンプレッサー」の概要を参照ください。

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