プライバシー
= プライヴァシー
読み方:ぷらいう゛ぁしー【英】 privacy
元来「私生活」「私事」を意味する言葉であるが,社会生活の複雑化・情報化に伴い,他人から隔離されてひとりで放っておいてもらうこと(let him/her alone)が重要な利益と考えられるようになり,この利益が人格権のひとつとして「プライヴァシーの権利」または「プライヴァシー権」と呼ばれるようになった。具体的には,私生活が他人によってのぞき見されないこと,私事が他人の表現行為によって公開されないこと,私事を他人に営利的に利用されないこと,などを主な内容とし,さらにこの権利をより積極的に捉えて,自己に関する情報を自らコントロールすることもプライヴァシー権に含まれると考えられている。わが国においては,プライヴァシー権は,憲法13条にいわゆる生命・自由・幸福追求の権利に基礎づけられた権利として,また私法上も不法行為に対する被侵害利益として判例(東京地判昭39・9・28下民集15巻9号2317頁「宴のあと」事件,最判平6・2・8民集48巻2号149頁「逆転」事件,大阪地判平6・4・27判時1515号116頁など)によって認められている。
関連項目
(注:この情報は2007年11月現在のものです)
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