ブルース家の遺産継承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 04:08 UTC 版)
「トマス・ブルーデネル=ブルース (初代アイルズベリー伯爵)」の記事における「ブルース家の遺産継承」の解説
1747年2月10日に母方の伯父にあたる第3代アイルズベリー伯爵および第4代エルギン伯爵チャールズ・ブルースが死去すると、トッテナムのブルース男爵位やウィルトシャーとヨークシャーにおける広大な領地を継承した。1767年12月29日、国王の認可状を得て姓に母方の旧姓である「ブルース」を加えた。 1747年に継承した、邸宅のある地所トッテナム・パーク(英語版)がグレート・ベッドウィン(英語版)に所在するため、ブルーデネルはグレート・ベッドウィン選挙区(英語版)で1議席を掌握するようになった。2議席目は第2代ヴァーニー伯爵ラルフ・ヴァーニー(英語版)が指名していたが、ブルーデネルとヴァーニーはお互いのグレート・ベッドウィンでの不動産を買い上げて完全支配を目指し、結果的にはブルーデネルが1766年6月に18,000ギニーでヴァーニーの不動産を買い上げ、さらに次の総選挙に限ってヴァーニーが1議席を指名することで合意された。1814年にブルーデネルが死去した後は息子が影響力を継承し、以降1832年の第1回選挙法改正でグレート・ベッドウィン選挙区が廃止されるまで同選挙区で選挙戦が行われることはなかった。 トッテナム・パークがマールバラ(英語版)から5マイルしか離れていなかったため、マールバラ選挙区(英語版)もブルーデネルの懐中選挙区になった。第4代マールバラ公爵ジョージ・スペンサーもマールバラで不動産を所有しており、選挙で影響力を発揮すると度々噂されたが、結局ブルーデネルが1814年に死去するまでの選挙は常にブルーデネルの指名する人物が無投票で当選し、その死後も長男が選挙区への支配を継承した。
※この「ブルース家の遺産継承」の解説は、「トマス・ブルーデネル=ブルース (初代アイルズベリー伯爵)」の解説の一部です。
「ブルース家の遺産継承」を含む「トマス・ブルーデネル=ブルース (初代アイルズベリー伯爵)」の記事については、「トマス・ブルーデネル=ブルース (初代アイルズベリー伯爵)」の概要を参照ください。
- ブルース家の遺産継承のページへのリンク