フランス人の探検
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/02 17:19 UTC 版)
「ウィスコンシン州の歴史」の記事における「フランス人の探検」の解説
ウィスコンシンに最初に入ったとされているのは、フランス人ヴォヤジュール(運び屋)ジャン・ニコレだった。1634年、ヌーベルフランスの総督サミュエル・ド・シャンプランがニコレに、北アメリカを抜けて中国に達する水路を探す任務を与えた。ニコレは7人のヒューロン族インディアンを案内人にしてカナダを発ち、カヌーでヒューロン湖とスペリオル湖を通り、ミシガン湖に入った最初のヨーロッパ人となった。ニコレはグリーンベイに漕ぎ入り、現在ではウィスコンシン州グリーンベイ市となった場所近くの岸に到着した。この土地に到着したときに、その地域に住む数人のホーチャンク族に迎えられた。ニコレは冬の間、グリーンベイのホーチャンク族の所に留まり、そこに交易拠点を築いた。 次にウィスコンシンに入った主要な遠征隊は、1673年のジャック・マルケット神父とルイ・ジョリエだった。インディアン達からミシシッピ川の存在を噂として聞き、マルケットとジョリエはミシガンのセントイグネイスを出発して、グリーンベイからフォックス川に入った。フォックス川の最西端までカヌーで漕ぎ上り、続いて陸路を船を担いで進み、近くのウィスコンシン川まで行って、ミシシッピ川に向けてカヌーで下り始めた。マルケットとジョリエは1673年6月に、現在のウィスコンシン州プレーリー・デュ・シャン近くでミシシッピ川に到着した。
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