フライボールピッチャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/29 07:16 UTC 版)
「ゴロ/フライ比率」の記事における「フライボールピッチャー」の解説
2002年以降の通算ではクリス・ヤング(27.3%:GB/FB0.38、GO/AO0.45)、テッド・リリー(34.1%:GB/FB0.53、GO/AO0.68)、ジェレッド・ウィーバー(33.2%:GB/FB0.51、GO/AO0.63)はフェアボールに占めるゴロの割合が30%前後にとどまっており、このタイプの代表的な投手と言える。回転数の多い空振りの取れるフォーシームを主体としている点で共通している。長期間活躍している投手は奪三振率が優秀である事が多い。 マリアノ・リベラに次ぐ通算セーブ数世界2位の記録を保持するトレバー・ホフマンは通算のゴロの割合が35.2%と完全にフライボール寄りであった。通算奪三振率は9.36と非常に優秀である。また、既にアメリカ野球殿堂入りを果たしているデニス・エカーズリーは実働24シーズンのうち、1988年から1998年までの11シーズンのゴロの割合は34.1%である。 xFIP算出の元になるHR/FB%(フライに占める本塁打の割合)はシーズン毎に数値の揺らぎが大きく、また投手の場合は長い年数をプレーした場合に通算9~10%に近い数値になる傾向が発見されている。USセルラー・フィールドのような本塁打のパークファクターが高い球場で多くプレーした場合には平均数値がこれよりも高くなる。そのためにこのタイプで奪三振率がそれほど高くない投手は一般的に被本塁打率が高くなり、パークファクターが高い球場との相性はあまり良くない。
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