フットボールにおける反目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/08 06:54 UTC 版)
「タイン・ウェア・ダービー」の記事における「フットボールにおける反目」の解説
上記のような歴史的・経済的・政治的な反目の影響を多分に受けているのが、ニューカッスル・ユナイテッドとサンダーランドAFCの試合「タイン・ウェア・ダービー」である。特に1970年代以降はフーリガンの隆盛とともに、この試合が開催される日には街のあちこちで暴力事件が頻発し、特に2000年に発生した事件では70人以上がフェリー乗り場周辺での暴力行為に及んだ。警察は「タイン・ウェア・ダービー」の日に見られるこうした粗暴性を問題視しており、試合当日の警戒は極めて厳重なものである。こうした取り組みもあって、近年では試合当日の逮捕者の人数は50人にも達しない。 こうした異様な熱気は選手にも伝染し、「タイン・ウィア・ダービー」はハード・コンタクトが当然の激しい試合となることが多い。特にニューカッスル・ユナイテッドそしてイングランドの英雄アラン・シアラーが間もなくの現役引退を表明して臨んだ試合では、サンダーランドAFCのフリオ・アルカがシアラーにハード・タックルを仕掛けて靱帯断裂の重傷を負わせ、そのまま現役引退に追い込んでしまうという、異常な幕切れとなった。 両チームの通算対戦成績は2013年末の時点でニューカッスル・ユナイテッドの53勝45敗48分け、ゴール数はニューカッスル・ユナイテッドの218ゴール、サンダーランドAFCの212ゴールである。
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