フィルム装填済みパトローネとコダック・レチナIb
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 17:39 UTC 版)
「135フィルム」の記事における「フィルム装填済みパトローネとコダック・レチナIb」の解説
かつて写真家は再使用可能なカセットに暗室であらかじめフィルムを装填しなければならず、カメラの種類によってはフィルムリーダー部を切らなければならなかった。1934年にコダックは135の日中装填用使いきりカセットを発売した。このカセットはライカとコンタックスに使え、かつ新開発のレチナにも使えるように設計されていた。レチナとこの日中装填用パトローネはドイツ・シュトゥットガルトにあったナーゲルのアウグスト・ナーゲル博士の開発したものである。コダックは同博士の会社を1931年12月に傘下に収めており、1934年夏にレチナの販売活動を開始した。コダック・レチナの第1世代はTyp. 117だった。以後このシリーズは1969年まで生産された。コダックは135フォーマットのコダクローム (Kodachrome) ・カラーフィルムを1935年に市場投入した。アグフアがこれに続き1936年にアグファカラー・ノイを投入した。 235・435 という呼称は、ライカまたはコンタックスに装填可能な暗室不要の再使用可能なフィルムカセットの、日中装填スプールの35mmフィルムに用いられる。335 は日中装填スプールの24×23mmステレオフォーマット用である。
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