フィナンシャル・タイムズの匿名取材
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「Ogrish.com」の記事における「フィナンシャル・タイムズの匿名取材」の解説
2006年1月13日、イギリスの新聞「フィナンシャル・タイムズ」のジェームス・ハーキン記者が電子版 FT.com に「Shock and gore (衝撃と流血)」と題する記事を発表している。 これは、匿名取材を元に Ogrish.com について書かれた記事である。 ハーキンは、イギリスの公共放送局 BBC が2005年4月16日に電子版 BBC Online に掲載した記事「Helicopter shot down near Baghdad (バグダッド近郊で民間のヘリコプターが撃墜される)」に疑問点を発見し、その調査を進めるうちに、Ogrish.com の問題点や管理人の一人である自称オランダ人のダン・クリンカー(Dan Klinker、匿名)と名乗る人物に出会っている。 このクリンカーと名乗る人物の解答に信憑性があると仮定するならば、Ogrish.com の拠点は「ヨーロッパの某国」にあり、「世界中にいる、原則的にボランティアのスタッフが運営」しており、「提供される映像の内容次第で謝礼が支払われる」こともあり、その「資金源となる組織やサイトが存在」し、「閲覧者の30%が女性」であることなど、不透明性が指摘される Ogrish.com の幾つかの実体が具体的に述べられている。 なお、ハーキンは(同業の)海外特派員などが「いざ事件が起きれば、Ogrish.com を5分おきにチェックすることが習慣になってしまっている」のも、また事実であると述べている。
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