ビッグ・ブラザー (デヴィッド・ボウイの曲)とは? わかりやすく解説

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ビッグ・ブラザー (デヴィッド・ボウイの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/13 03:07 UTC 版)

ビッグ・ブラザー
デヴィッド・ボウイ楽曲
収録アルバム ダイアモンドの犬
リリース 1974年5月24日
録音 1974年1月
ジャンル アートロックグラムロックブルー・アイド・ソウル
時間 3分21秒
レーベル RCA
作詞者 デヴィッド・ボウイ
プロデュース デヴィッド・ボウイ
ミュージックビデオ
「Big Brother」 - YouTube

ビッグ・ブラザー」 (Big Brother) は、イギリスミュージシャンであるデヴィッド・ボウイ1974年に発表した楽曲で、アルバム『ダイアモンドの犬』に、次曲「永遠に周り続ける骸骨家族の歌」とのメドレー形式で収録された。

概要

1974年1月14日から15日にかけて録音され、『ダイアモンドの犬』セッションで最後に録音された曲の1つである[1]

歌詞の内容は、小説『1984年』のラストにて主人公のウィンストン・スミス英語版の洗脳が完了し、彼がビッグ・ブラザーを心から愛するようになった場面を表している。伝記作家のデヴィッド・バックリーは「超神に向けた恐ろしい讃歌」と評し[2]、同じく伝記作家のニコラス・ペッグ英語版は「独裁者が有する魅力と平凡さを表している」と述べた[3]

メロトロンで奏でられる冒頭のトランペット・ラインは、マイルス・デイヴィス1960年に発表した『スケッチ・オブ・スペイン』からの影響を指摘されている[4]。また、ボウイが1987年に発表した「シャイニング・スター」(『ネヴァー・レット・ミー・ダウン』に収録)の一部メロディは「ビッグ・ブラザー」と類似している[3]

「ビッグ・ブラザー」は1974年に北米で行われたダイアモンド・ドッグス・ツアー英語版の1st・2ndレグで演奏された。その後のツアーでは演奏されなかったが、1987年グラス・スパイダー・ツアーでは13年ぶりにセットリスト入りを果たした。

パーソネル

伝記作家のクリス・オリアリーによる:[5]

その他収録作品

脚注

  1. ^ Sweeting, Adam (2004年6月24日). “David Bowie, Diamond Dogs – 30th Anniversary Edition” (英語). The Guardian. オリジナルの2020年6月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200622153245/https://www.theguardian.com/music/2004/jun/25/popandrock.shopping5 2020年7月10日閲覧。 
  2. ^ David Buckley (1999) (英語). Strange Fascination - David Bowie: The Definitive Story. p. 214 
  3. ^ a b Nicholas Pegg (2000) (英語). The Complete David Bowie. pp. 38-39 
  4. ^ Roy Carr & Charles Shaar Murray (1981). Bowie: An Illustrated Record. p. 64 
  5. ^ O'Leary 2015, chap. 8.



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