ビタビアルゴリズム
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ビタビアルゴリズム(英: Viterbi algorithm)は、観測された事象系列を結果として生じる隠された状態の最も尤もらしい並び(ビタビ経路と呼ぶ)を探す動的計画法アルゴリズムの一種であり、特に隠れマルコフモデルに基づいている。観測された事象系列の確率計算のアルゴリズムである 前向きアルゴリズム(英: forward algorithm)も密接に関連している。これらのアルゴリズムは情報理論の一部である。
- 1 ビタビアルゴリズムとは
- 2 ビタビアルゴリズムの概要
- 3 拡張
- 4 外部リンク
ビタビアルゴリズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 09:52 UTC 版)
「隠れマルコフモデル」の記事における「ビタビアルゴリズム」の解説
詳細は「ビタビアルゴリズム」を参照 ビタビアルゴリズム(Viterbi algorithm)は、モデルパラメータが既知のとき、与えられた配列を出力した可能性(尤度)が最も高い状態列(最尤状態列)を計算するアルゴリズムで、動的計画法の一種である。ある時点 t での最尤状態遷移列はtまでに観測された情報と、t-1 までで最も確からしい(=尤もらしい)最尤状態遷移列だけに依存すると仮定する。 例えば、出力 'A' と 'B' を確率0.5ずつで出力し、他の状態にまれにしか遷移しない状態 A と、出力 'A' と 'C' を確率0.5ずつで出力し、他の状態にまれにしか遷移しない状態Bがあった場合、時点 t で 'A' が出力され、時点 t-1 で最尤だと推定された状態遷移列からの遷移確率が状態 A の方が高いならば、時点 t では状態 A にいたと推定される。しかし、t+1 以降で 'C' の出力が続いた場合、全体としての尤度は状態 B に遷移していたほうが高くなる。 ビタビアルゴリズムを使用するには、観測可能なイベントは観測不可能な状態遷移と1対1対応していることが求められる。
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