ヒートアイランド対策としての打ち水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 02:02 UTC 版)
「打ち水」の記事における「ヒートアイランド対策としての打ち水」の解説
近年では東京都などの全国の市町村が都市部のヒートアイランド対策として、一斉に打ち水を行うという計画を進めている。また、政府も地球温暖化対策キャンペーンの一環として打ち水を奨励している。 環境省は、「雨水や下水再生水などの二次利用水を活用した『打ち水』の生活習慣化は、無理のない節水に繋がり、貴重な水資源の有効利用に結びつく」として、水の週間一斉打ち水大作戦を2008年から毎年展開している。 また近年は水道局もこうした打ち水イベントに取り組んでいる。その一例が下水再生水の無償提供である。東京都下水道局は2017年、事前に連絡の上、再生水を持ち運べる容器を持参することで、水再生センターで無料提供した。 また人間の手による打ち水に加え、一部の都市では保水効果を高めるため道路に追加舗装をしているところもある。散水車を巡回させて水を撒いていたが、中止する自治体も出ている。 また、新潟県三条市など積雪地域では、道路などに設置された消雪パイプを利用して打ち水を実施する試みもある。
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