ヒルザキツキミソウとは? わかりやすく解説

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昼咲月見草

読み方:ヒルザキツキミソウ(hiruzakitsukimisou)

アカバナ科多年草園芸植物

学名 Oenothera speciosa


ヒルザキツキミソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/01 08:17 UTC 版)

ヒルザキツキミソウ
ヒルザキツキミソウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: フトモモ目 Myrtales
: アカバナ科 Onagraceae
: マツヨイグサ属 Oenothera
: ヒルザキツキミソウ O. speciosa
学名
Oenothera speciosa Nutt. (1821)[1]
和名
ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)
英名
Pinkladies
Showy evening primrose

ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草、学名: Oenothera speciosa)は、アカバナ科マツヨイグサ属多年生植物北米原産で、日本では帰化植物の一つ。ツキミソウに似るが、昼間に花が咲くのが特徴。

特徴

多年草[2]。横に伸びる根茎がある[2]。草丈は30 - 60センチメートル (cm) くらいで、全体に白い短毛を密生する[2]披針形互生する。葉縁には波形の浅い鋸歯があり、下方のものはやや羽状になって裂ける[2]

花期は夏(5-7月頃)[2]花序はつぼみのときは下向きにうなだれ、は日中でも開く[2]。無柄で子房下位[2]。花径4 - 5 cmくらいの大きさの、白色または薄いピンク色で基部が黄色く染まった花を付ける[2]。花がしぼむと淡紅色を帯びる[2]花弁の数は4枚で、長さ3 cm[2]。8本の雄蕊と、先端が十字型をした雌蕊がある。萼片は淡緑色で、外面に短毛を密生し、開花と共に反り返る[2]果実は先が太くなって棍棒状となり、8稜あって断面は菱形である[2]。日本では種子は熟さない[2]

北米原産の帰化植物であり、日本へは観賞用として輸入・栽培されていたものが野生化している[2]。名称の由来は、宵に咲くツキミソウOenothera tetraptera)と違って、昼間にも開花していることによる。類似するツキミソウのほうは、茎の葉がもっと深く切れ込み、茎や果実の毛がもっと粗く、二年草で根茎がない[2]

脚注

  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Oenothera speciosa Nutt. ヒルザキツキミソウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年9月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 長田武正 1976, p. 178.

参考文献




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