姫田螺
ヒメタニシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 02:26 UTC 版)
Bellamya (Sinotaia) quadrata histrica (Gould, 1859) 殻高約3.5 cm、北海道から九州に分布。水田、池沼、用水路など日本のタニシ科ではもっとも多様な環境に棲み、また汚染にも比較的強く、しばしば個体数も多い。オオタニシに似るが小型で、個体によって程度は様々だが、螺肋が多く見られることがある。また、琵琶湖水系では螺塔が全体的に細長くなり、40 mm前後となることもある。日本産のヒメタニシは奄美大島の標本を元に亜種histricaとして区別されているが、中国大陸に分布する原名亜種チュウシヒメタニシ(中支姫田螺) B. (S.) quadrata quadrata (Benson, 1842)とは外見上の違いはほとんどなく、中国からの外来種であるとも言われる。小型であるため日本では食用に適さないとされるが、中国では他のタニシ類とともに原名亜種もよく食用にされる。
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