ヒトスジモチノウオとは? わかりやすく解説

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ヒトスジモチノウオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 20:17 UTC 版)

ヒトスジモチノウオ
ヒトスジモチノウオ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : ベラ亜目 Labroidei
: ベラ科 Labridae
亜科 : モチノウオ亜科 Cheilininae
: ホホスジモチノウオ属 Oxycheilinus
: ヒトスジモチノウオ
O. unifasciatus
学名
Oxycheilinus unifasciatus
streets, 1877

ヒトスジモチノウオ (Oxycheilinus unifasciatus) は、ベラ科に属す海水魚の1種。頬に條がいくつも入る。

分布

日本国内では、伊豆諸島小笠原諸島高知県柏島愛媛県愛南町和歌山県串本町屋久島琉球列島南大東島に分布する[1]

国外では、台湾南部、東沙諸島南沙諸島ココス諸島以東のインド洋イースター島を除く太平洋[1]

形態

全長が40cmに達する大型種[1]。色彩バリエーションに富み、環境に応じて色彩を瞬時に変化させる[1][2]。雌雄の違いはわかりにくい。尾鰭付け根にある白い横帯が特徴の一つだが、環境に応じて消失することがある。また、頬に赤いラインが細かく入っていることもあり、ホホスジモチノウオに似る[1]。しかし、ホホスジモチノウオと違って、眼の後方の2本のラインが鰓まで達している[1][2]

小さいサイズの幼魚には体側中央に1本の暗色の縦帯が見られることが多い。幼魚には体側後方から尾柄の体軸上に2つの眼状斑がある[1]

生態

浅いサンゴ礁の潮通しのよい場所で見られる普通種[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 加藤昌一『ネイチャーウオッチングガイドブック ベラ&ブダイ 日本で見られる192種+幼魚、成魚、雌雄、婚姻色のバリエーション』誠文堂新光社、2016年、212・213頁 ISBN 978-4-416-51647-8
  2. ^ a b 中坊徹次『小学館の図鑑Z 日本魚類館 ~精緻な写真と詳しい解説~』小学館、2018年、331頁 ISBN 978-4-09-208311-0



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