ヒタチオビ

デジタル大辞泉

ひたち‐おび【常^＝陸帯】

読み方：ひたちおび

１ 昔、正月14日、常陸国鹿島神宮の祭礼で行われた結婚を占う神事。意中の人の名を帯に書いて神前に供え、神主がそれを結び合わせて占った。神功皇后による腹帯の献納が起源とされる。帯占。鹿島の帯。《季 新年》

２ ヒタチオビガイの別名。

３ 茶入れの一種。尾張国瀬戸の藤四郎の焼いたものという。

動物名辞典

常陸帯

読み方：ヒタチオビ（ｈｉｔａｃｈｉｏｂｉ）

ヒタチオビ科に属する貝類の総称

季語・季題辞典

常陸帯

読み方：ヒタチオビ（ｈｉｔａｃｈｉｏｂｉ）

昔、茨城・鹿島神社で正月十一日の祭礼に行なわれた帯占

季節 新年

分類 宗教

歌舞伎・浄瑠璃外題辞典

ひたち帯

読み方：ヒタチオビ（ｈｉｔａｃｈｉｏｂｉ）

初演 正徳1.11(大坂・嵐三右衛門座)

古典文学作品名辞典

常陸帯

読み方：ヒタチオビ（ｈｉｔａｃｈｉｏｂｉ）

分野 謡曲

年代 室町後期

作者 作者未詳

常陸帯

読み方：ヒタチオビ（ｈｉｔａｃｈｉｏｂｉ）

分野 俳諧字書

年代 江戸中期

作者 清客堂児水(瀬山氏)〔編〕

近代文学作品名辞典

常陸帯

読み方：ヒタチオビ（ｈｉｔａｃｈｉｏｂｉ）

作者 石川淳

初出 昭和26年

ジャンル 小説