ヒスパニアでの建設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 02:58 UTC 版)
「クィントゥス・セルウィリウス・カエピオ (紀元前140年の執政官)」の記事における「ヒスパニアでの建設」の解説
属州を統治している間に、カエピオはベティス川河口に要塞化された灯台(Turris Caepionis:カエピオの塔)を建設した。この灯台によって、イタリアとヒスパニアの海路が改善されたと思われる。また当時の船はベティス川を遡ってコルドバ まで航行していた。ストラボンは、その『地理誌』の中で「カエピオの灯台は波で四方が洗われた岩の上に建てられている、この塔は(ファロス島の大灯台のように)船乗りを救うために、驚くべき技術をもって建設された。川の堆積物が浅瀬を形成しているだけでなく、その前にも岩礁が点在しているので、遠くからでも目につくような標識が必要なのだ」と述べている。ここには、カエピオの名前にちなんだチピオナの町が今でも残っている。カエピオの塔と同じ場所に、19世紀に灯台が建設された。 ヴェットン人とガラエキ人に対する作戦を実施している際、カエピオはタホ川とアナ川の間にカストラ・セルウィリア要塞を建設した。また、現在のポルトガル領の南部にあった街道にカエピオ駅が存在したことが分かっている。これも彼の名前と関係すると思われるが、正確な位置は不明である。
※この「ヒスパニアでの建設」の解説は、「クィントゥス・セルウィリウス・カエピオ (紀元前140年の執政官)」の解説の一部です。
「ヒスパニアでの建設」を含む「クィントゥス・セルウィリウス・カエピオ (紀元前140年の執政官)」の記事については、「クィントゥス・セルウィリウス・カエピオ (紀元前140年の執政官)」の概要を参照ください。
- ヒスパニアでの建設のページへのリンク