パーンダヴァの陣営への夜襲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 04:57 UTC 版)
「アシュヴァッターマン」の記事における「パーンダヴァの陣営への夜襲」の解説
18日目に、アシュヴァッターマンは生き残ったカウラヴァの戦士、クリタヴァルマン、クリパを招集し、パーンダヴァの陣地を襲った。 ドゥルヨーダナが斃れた次の夜、アシュヴァッターマンが眠れずに巨木の前で座っていると、梟が待ち伏せしてカラスに襲いかかった。これを見たアシュヴァッターマンは、パーンダヴァに夜襲をかけることを思いついた。アシュヴァッターマンは「パーンダヴァは不当なやり方で父ドローナを殺したのだから、このような手を使っても構わないはずだ」と考えていた。しかしクリパはアシュヴァッターマンのこの言葉に納得せず、「このようなやり方は法(ダルマ)に悖るから止めた方が良い」と述べた。 アシュヴァッターマンはカルバイラヴァを崇めていたため、時間すらも破壊してしまうこのシヴァの化身は、パーンダヴァへの夜襲に祝福を与えた。カルバイラヴァが体内に入ると、アシュヴァッターマンは剣を振り回して、眠っていたドリシュタデュムナを手始めに殺し、シカンディン、ウッタマウジャス、5人のパーンダヴァの息子たち、その他のパーンダヴァの戦士も次々と殺していった。彼から逃れた者も、入り口で待ち伏せしていたクリパとクリタヴァルマンに殺された。パーンダヴァで生存したのはサートヤキ、クリシュナと5人のパーンダヴァだけであった。アシュヴァッターマンはパーンダヴァの野営を灰にし、後には何も残らなかった。野営を壊滅させた後、アシュヴァッターマンはドゥルヨーダナに「パーンダヴァを全滅させた」と報告した。
※この「パーンダヴァの陣営への夜襲」の解説は、「アシュヴァッターマン」の解説の一部です。
「パーンダヴァの陣営への夜襲」を含む「アシュヴァッターマン」の記事については、「アシュヴァッターマン」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からパーンダヴァの陣営への夜襲を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- パーンダヴァの陣営への夜襲のページへのリンク