パーンダヴァ追放
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 03:23 UTC 版)
ドゥルヨーダナの叔父であり腹心のシャクニが提案した骰子賭博により、敗北したパーンダヴァは王国を追放される。ユディシュティラが賭け代としたドラウパディーを巻き上げられた際、カルナは「お前は自分のものは何ひとつ持っていない奴隷の女房にすぎぬ。さぁ、とっとと奥へ行って王たちの身内に傅くがいい。それとも、お前を賭の商品になどしない新しい夫を選び直すか?奴隷女が結婚によって自由の身になるのは少しも悪いことではないのだぞ」とドラウパディーを強く罵った。ドゥルヨーダナの弟の一人であるヴィカルナは、この賭博が正当ではなくドラウパディーは奴隷となっていないと主張するが、カルナはこれを一喝して黙らせる。ドリタラーシュトラの執り成しにより、再度行われた骰子賭博で、パーンダヴァ五兄弟と妻のドラウパディーは王国を十三年間追放されることとなる。この際、ビーマは「貴様(ドゥフシャ―サナ、ドゥルヨーダナの弟)とドゥルヨーダナは必ずおれが殺してやる。そしてカルナはアルジュナが。シャクニはサハデーヴァが片付けるだろう」と雪辱を誓う。アルジュナもまた「このおれの矢でカルナとその部下全員をあの世へ送ることを誓うぞ」と言い放ち、王国を立ち去った。
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