バーナンキの背理法とは? わかりやすく解説

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バーナンキの背理法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 02:32 UTC 版)

ベン・バーナンキ」の記事における「バーナンキの背理法」の解説

バーナンキの背理法は、日本のインターネット上で流通した論法である。バーナンキは、デフレ不況陥った後も、ゼロ金利下でデフレ克服向けて有効な手だて施せない日本銀行金融政策批判しインフレターゲット#日本の項も参照)、金融政策によるリフレーション可能性について自らの論文で以下のように説明したMoney, unlike other forms of government debt, pays zero interest and has infinite maturity. The monetary authorities can issue as much money as they like. Hence, if the price level were truly independent of money issuance, then the monetary authorities could use the money they create to acquire indefinite quantities of goods and assets. This is manifestly impossible in equilibrium. Therefore money issuance must ultimately raise the price level, even if nominal interest rates are bounded at zero.日本語訳貨幣は、ほかの政府債務とちがい、利子支払い満期もない。通貨当局貨幣をすきなだけ発行することができる。だから、もし本当に物価水準貨幣の発行と関係なければ通貨当局は、財や資産無制限に得るために貨幣つくってかえることになる。これはあきらかに均衡しない。そういうわけで、たとい名目利子率下限ゼロであっても結局のところ、貨幣の発行物価水準ひきあげるはずである。 — Ben S. Bernanke Japanese Monetary Policy: A Case of Self-Induced Paralysis? これが日本で「バーナンキの背理法」と呼ばれるのであるが、バーナンキ自身にとってこの論法は、特定の個人名をつけて呼ばれる程のものではなく普通の論法であるという。

※この「バーナンキの背理法」の解説は、「ベン・バーナンキ」の解説の一部です。
「バーナンキの背理法」を含む「ベン・バーナンキ」の記事については、「ベン・バーナンキ」の概要を参照ください。

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