バレオとホシ伊藤との合併
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 13:47 UTC 版)
「ホシ伊藤」の記事における「バレオとホシ伊藤との合併」の解説
1990年代後半以降、北海道では、1996年秋に当時の売上高で全国2位であったクラヤ薬品が進出、1998年4月には全国最大手「スズケン」が当時北海道最大手であった「秋山愛生舘」を吸収合併するなど、再編が加速度的に進行していた。 この合併は、全国規模卸への再編の序章と言われたが、道内においても再編の動きを後押しする事になった。各社の経営強化・生き残りへの戦略が、この再編の流れをつくったそもそもの動因であった。ホシ伊藤会長の伊藤太郎とバレオの副会長・國本和郎は、同じ薬剤師出身でコンピューター導入に熱心であり、経営管理に明るかったこともあり、お互いに共通する点が多く、長く親交があった。ホシ伊藤とバレオの合併協議は、このような信頼関係のもとで始まった。「バレオ」との合併により、年間売上高は約1,400億円と、道内最大手の「モロオ」(札幌市)を大きく上回るが、単に規模の拡大や経営の安定を目指したものではない。医療制度改革と卸の再編が進むなか、北海道の医薬品卸はどうあるべきか、地域社会の中での存在理由は何か、という問いかけへのひとつの答えであり挑戦でもあった。1998年8月には両社は合併の覚書に調印した。翌年1998年4月、株式会社ほくやくがスタートした。ホシ伊藤社長の伊藤寛志が会長、バレオ社長の眞鍋雅昭が社長に就任した。
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