バニラサイトスワップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/23 15:32 UTC 版)
「サイトスワップ」の記事における「バニラサイトスワップ」の解説
最も単純なバニラサイトスワップと呼ばれるサイトスワップは、3や7531といった有限長の整数列として表される。バニラサイトスワップでは以下のような前提を置いている。 道具の状態や種類、身体の状態などを全て無視する。 片手で同時に複数の物体を投げたりキャッチしたりすることはできない。 両手で交互に、一定の時間間隔で道具を投げる。 数値は、その道具が投げられてからキャッチされるまでの時間間隔を表す。 例えば、右のアニメーションは3ボールカスケードであるが、全てのボールは3つおきに投げられている。そのためサイトスワップは3と表される。両手で交互に投げるという前提があるため、奇数では投げた手と逆の手でキャッチし、偶数では逆に投げた手自身で受け取ることとなる。このとき3つの特殊な投げ方が定義されている: 0はその瞬間手に何も持っていない状態を、1は逆の手に手渡すもしくは直線的に投げて渡す事を、2はその時間に物体を投げずに持ち続けることをそれぞれ意味する。また、9より大きい数値を書く必要があるときにはアルファベットを使って、10をa、11をb、…と表すのが一般的。 それぞれのパターンは、いくらかの拍ごとに繰り返される。この繰り返される拍の最短の長さをサイトスワップの周期と呼び、通常最短周期だけを書く。先に例に挙げた3ボールカスケードの周期は1である。また、このように周期が奇数である場合、両手が同じパターンを繰り返すため、奇数周期のサイトスワップを持つパターンのことを対称(symmetrical)であると呼び、シャワーのように偶数の周期を持つものを非対称(asymmetrical)なパターンと呼ぶ。
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