バナッハ環
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対合バナッハ環
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/19 15:08 UTC 版)
対合バナッハ環(ついごうバナッハかん、英: involutive Banach algebra; 対合バナッハ代数)、バナッハ *-環(バナッハ・スターかん、英: Banach *-algebra; バナッハ *-代数, バナッハ対合環)あるいは対合付きバナッハ環 (Banach algebra with involution) は、複素数体上のバナッハ環 A で、対合 ∗: A → A を持ち、以下の条件を満たす: x, y ∈ A および λ ∈ C は任意、かつ λ は λ の複素共軛として
- (x + y)* = x* + y*
- (λx)* = λx*
- (xy)* = y* x*
- (x*)* = x
さらに(多くの自然な例においてそうであるように)対合が等距であるという条件
- ‖x*‖ = ‖x‖
しばしば、バナッハ *-環の同義語として「B*-環」(B*-algebra) が用いられる[2]。実際、等距な対合を持つバナッハ *-環はB*-環になる。
参考文献
- ^ Moslehian, Mohammad Sal, "Involutive Banach Algebra" - MathWorld.(英語)
- ^ a b Banach algebra - PlanetMath.(英語)
関連項目
バナッハ *-環
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/19 12:33 UTC 版)
詳細は「バナッハ*-環」を参照 バナッハ *-環 A は複素数体 C 上のバナッハ環であって、対合と呼ばれる写像 ∗: A → A で以下の条件を満足するものを備える代数系である。x, y ∈ A, λ ∈ C は任意、上付きバー • は複素共軛を表すものとして (x + y)∗ = x∗ + y∗. (λx)∗ = λ x∗. (xy)∗ = y∗x∗. (x∗)∗ = x.
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