バス事業の分離
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 03:03 UTC 版)
2008年12月11日の報道で、経営悪化のためさぬき市に本社を置く同業の大川自動車に事業譲渡することが明らかになった。バス事業は利用者の減少で赤字が続いており、それを不動産賃貸で補ってきたが、不動産事業での借入金が重荷になっていた上、同年に保有物件に入居していた大型スーパーのフジグラン丸亀中府が撤退したことなどもあり、以後の見通しが立たなくなったことからこの措置となった。バス事業を新会社「琴参バス株式会社」に移管し、同社の全株式を2009年3月31日に大川自動車に譲渡する形が採られた。路線は維持され、従業員も一部を除き引き継がれた。琴平参宮電鉄と琴参バスとの間に資本関係はなくなったものの、琴平参宮電鉄の解散まで両社の役員を兼任していた人物が1名いたため人的関連は残っていた。大川自動車が琴参バスを引き取ったのは、琴参の路線が県外資本に渡ることを阻止するためであった。事業譲渡後については「琴参バス」を参照のこと。
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