バクテリア・植物プラスチドのコドン表 [no.11]
(The Bacterial and Plant Platid Code)
コドン表11はバクテリア、古細菌、原核ウィルス、葉緑体タンパク質に用いられる。標準コードと同様、開始コドンはAUGが最も翻訳効率が高い。加えて、GUGやUUGによる開始も古細菌やバクテリアで報告されている1)。E. coliでは、タンパク質の約3%のタンパク質の開始にUUGが用いられているという2)。CUGはE. coliのプラスミドにコードされたタンパク質(RepA)の開始コドンとして知られている3)。NUGによる開始に加え、バクテリアに稀なケースとして、AUUによる開始があり、これはpoly(A)ポリメラーゼPcnBや開始因子IF3をコードしているInfCに見られる4)。アミノ酸に対するコドンの割り当ては標準コドンと同様だが、枯草菌5)においてTrpの翻訳効率は低い6)。
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