ハリモミとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ハリモミの意味・解説 

はり‐もみ【針×樅】

読み方:はりもみ

マツ科常緑高木中部地方以南山地自生針状螺旋(らせん)状に密生する6月ごろ、雄花雌花とをつけ、褐色球果ができる。材は建築器具用。


針樅

読み方:ハリモミ(harimomi)

マツ科常緑針葉高木

学名 Picea polita


ハリモミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/14 03:55 UTC 版)

ハリモミ
ハリモミの葉
分類
: 植物界 Plantae
: 裸子植物門 Pinophyta
亜門 : マツ亜門 Pinophytina
: マツ綱 Pinopsida
亜綱 : マツ亜綱 Pinidae
: マツ目 Pinales
: マツ科 Pinaceae
: トウヒ属 Picea
: ハリモミ P. torano
学名
Picea torano (Sieb. ex K.Koch) Koehne
シノニム

Picea polita[1]

和名
ハリモミ、バラモミ
品種

f. rubriflora (Yoshio Kobay.) Yonek. ベニバナハリモミ[2]

ハリモミ(針樅、学名Picea torano)は、マツ科トウヒ属の常緑針葉樹である。

特徴

樹形やの形状がモミ属に似るが、葉先が針のように尖っているためこの名がある。日本特産種で、福島県から鹿児島県高隈山までの冷温帯に分布する。太平洋側に多く、日本海側の多雪地にはほとんど分布しない。日本のトウヒ属中もっとも低高度・南方まで分布する種類である。

いわゆるクリスマスツリー型の樹形で、大きいものでは樹高35m、直径1mに達する。樹皮は灰褐色。葉は長さ15-25mm程度と日本のトウヒ属の中ではもっとも大型で堅い。葉の断面は菱形である。球果も長さ7-15cmほどで、比較的大型。

富士山東北麓の山梨県山中湖湖畔近くに3万本と言われるハリモミの純林があり、「山中のハリモミ純林」の名称で日本国の天然記念物に指定されているが、台風の被害や環境の変化などにより、近年は枯死したものが多い。

脚注

関連項目


「ハリモミ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハリモミ」の関連用語

ハリモミのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハリモミのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハリモミ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS