ハイハマボッス属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 16:29 UTC 版)
ハイハマボッス属(ハイハマボッスぞく、学名:Samolus)は、サクラソウ科の属。世界に約10種知られ、多くは南半球の海岸に分布し、2種が北半球の温帯の海岸に分布する。 海岸などに生える無毛の多年草。茎は斜上し、葉は互生する。葉は線形または倒卵形で、縁は全縁。茎の上部に総状花序をつけ、まばらに小さな花をつける。花柄の途中に苞がある。雄蕊は5個、仮雄蕊が5個ある。子房は中位で萼と合着し、球形になる。種子は四面体状楕円形となり、稜があり、表面は滑らか。 なお、YList や Flora of North America. では、日本と北アメリカに分布する Samolus parviflorus Raf. (和名:ハイハマボッス)を独立種として扱っているが、The Plant List では主としてヨーロッパに分布する Samolus valerandi L.(英語)のシノニムとしている。また、Tropicos では、同種の亜種 S. valerandi subsp. parviflorus (Raf.) Hultén として扱っている。
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