ネルンストの式とは? わかりやすく解説

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ネルンストの式

電極活物質濃度電極電位の間の関係を規定する式。

ネルンストの式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/17 02:57 UTC 版)

ネルンストの式: Nernst equation)とは、電気化学において、電池電極電位 E を記述した式である。1889年ヴァルター・ネルンストによって提出されたとされるが、実際にネルンストが提出した式や考え方は、現在知られているものとは異なる。現在、広く受け入れられている式は、化学ポテンシャルの考え方に基づいて導出される。

酸化還元反応におけるネルンストの式

以下の式で示されるような酸化体Oxと還元体Redの間の電子授受平衡反応を考える。


ネルンストの式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/01 13:57 UTC 版)

酸化還元電位」の記事における「ネルンストの式」の解説

詳細は「ネルンストの式」を参照 特定の物質基準電極標準水素電極あるいは銀-塩化銀電極)との電位差Eは、以下のネルンストの式によって表されるE = E 0 + R T n F ln ⁡ [ o x ] [ r e d ] {\displaystyle E=E_{0}+{\frac {RT}{nF}}\ln {\frac {[{\rm {ox}}]}{[{\rm {red}}]}}} R:気体定数(8.314JK-1mol-1) T:絶対温度 n:酸化還元反応にて授受される電子数 F:ファラデー定数(6.02×1023電子電気量96,500クーロン) [ox]:特定の物質酸化活量 [red]:特定の物質還元活量 この式より、酸化型および還元型が溶質として溶解しており、活量等し場合酸化還元電位標準酸化還元電位等しくなる。 この式を用いて標準酸化還元電位(E0)と中間酸化還元電位E'0)の差を求めることが出来る。pH7.0、温度25における差は以下の通りである。 E 0 ′ − E 0 ≒ 2.303 × 8.314 × 298 × l o g 10 10 − 7 ÷ 96500 = − 0.42 V {\displaystyle E'_{0}-E_{0}\fallingdotseq 2.303\times 8.314\times 298\times log_{10}10^{-7}\div 96500=-0.42{\rm {V}}} すなわち、温度25においては中間酸化還元電位標準酸化還元電位よりも0.42V低い値をとる。

※この「ネルンストの式」の解説は、「酸化還元電位」の解説の一部です。
「ネルンストの式」を含む「酸化還元電位」の記事については、「酸化還元電位」の概要を参照ください。

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