水の反応傾向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/19 20:09 UTC 版)
2本の破線a、bは水の生成・分解に関わる2つの反応の電位を示す。破線aは、 O 2 + 4 H + + 4 e − = 2 H 2 O {\displaystyle {\ce {{O2}+{4H+}+4{\it {e}}^{-}=\ 2H2O}}} に対応している。ネルンストの式より、E = 1.23 − 0.059 pHとなる。この破線より上の領域では酸素が発生するが、下の領域では酸素が発生しない。 破線bは、 2 H + + 2 e − = H 2 {\displaystyle {\ce {{2H+}+2{\it {e}}^{-}=\ H2}}} に対応している。ネルンストの式より、E = −0.059 pHとなる。この破線より下の領域のみ水素が発生する。 すなわち、破線aとbの間の領域が水の安定域である。
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