ニセ葉剣英事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 14:26 UTC 版)
2007年2月6日に東京地方検察庁は「華僑の大物・葉剣英」を自称する北海道出身の63歳の男を詐欺罪の容疑で逮捕した。この男は1995年に東京で経営していた貸金業でトラブルを起こして、廃業。その頃からこの男は「自分は華僑の大物である。世界の華僑マネーを自在に使える」と騙るようになった。その頃から「葉剣英」の名刺を銀座のクラブで配るなどして「葉剣英」としての知名度を上げ、そう知られるようになった。 その後沖縄県に移り、農業団体の理事を務める。そして「琉球から日本へ。日本から世界へ」のスローガンのもと沖縄県に70の農業団体を設立し、東京に「アグリ・アジア連合」という団体を設立した。設立記念パーティには衆議院議員(当時)の金子善次郎など多数の政治家が集まった他、農林水産大臣のビデオでの祝辞なども披露された。このように「華僑の大物、葉剣英」に成りすますことに成功した結果、この男は4億円ほどの現金を詐取したという。
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