ニカイア信条、325年
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「ニカイア信条」の記事における「ニカイア信条、325年」の解説
ニカイア信条はアリウス派を排斥した第1ニカイア公会議(325年)において採択されたもので、公会議で採択された最初の信条でもある。信条本文の終わりにアリウス派への呪いが挿入されている。 この中で、御父と御子は「同質」(ギリシャ語:ホモウシオス(英語版))であるという表現が使われたが、この語の使用は、聖書に記載がない言葉が初めて教義の中に取り入れられたという意味で画期的であった。会議参加者間で、この「同質」と「相似」(ギリシャ語:ホモイウシオス)のどちらを使用すべきかをめぐって激しい論戦が交わされたが、なお「同質」という言葉を好まない主教(司教)たちも多かったことが論争が長引く要因となった。
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