ナポレオン戦争中に選帝権を与えられた諸侯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 02:09 UTC 版)
「選帝侯」の記事における「ナポレオン戦争中に選帝権を与えられた諸侯」の解説
1806年に神聖ローマ帝国が消滅したため、以下の4諸侯が選帝権を行使することはなく、選帝侯位に付随する宮中官職も持たなかった。 バーデン辺境伯 1803年に選帝権獲得。 ヴュルテンベルク公 1803年に選帝権を獲得。選帝権を得る以前から世襲旗手職(Erbbanneramt)という宮中職に就いていた。 ザルツブルク公 1803年に帝国代表者会議主要決議でザルツブルク大司教領が世俗化され、ハプスブルク家のトスカーナ大公フェルディナント3世が選帝侯となった。 ヘッセン=カッセル方伯 1803年に選帝権を獲得。なお、1806年に神聖ローマ帝国が消滅したことで選帝侯という地位も失われたが、ヘッセン=カッセルのみはヘッセン=ダルムシュタット大公よりも格上であることを示すため、1866年にプロイセンに併合されるまでヘッセン選帝侯の称号を用い続けた。
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