ナポレオン戦争時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/17 01:53 UTC 版)
18世紀の終わり、ナポレオン戦争の最中、ドーヴァー城は大規模な再建が行われた。南方司令部の指揮官であったウィリアム・ツイスは、町の防御を向上するための施策の一つとして、ドーヴァー城の外壁を強化し、東側の位置と西側には監視用の保塁を建設した。城の防御と町の防御をつなぐキヤノンのゲートウェイもこの時期に建設された。ドーバーが英国軍の駐屯地になるにつれて、増え続ける軍人のための兵舎と倉庫が必要となった。ツイスは解決策として、崖の下約15メートル下にトンネルを掘り、そこに兵舎を設置した。風車塔は英米戦争の最中に取り壊された。ナポレオン戦争の終わりに、トンネルは部分的に改造され、密輸を取り締まる沿岸防衛隊によって使用されたが、その後、トンネルは1世紀以上打ち捨てられたままとなった。
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