ナッソウ島取得の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/14 14:48 UTC 版)
プカプカ島の東南約70kmの位置にナッソウ島(英語版)という低い、広さ300エーカーほどの島がある。タロイモがよく育ち、全島がココヤシ林に覆われた島である。これは19世紀末に一人のアメリカ人が所有し、プカプカ島人に預けていたものであるが、後に次々と人手に渡り、最後に南海の商業で重きをなしているバーンズ・フィリップ社(英語版)の所有になっていた。 1945年にニュージーランド政府がこの島をプカプカ島人のために2000ポンドで商社から購入していたものをプカプカ島人が再び購入するに至った。購入資金は3つの村の6人の商人によって個人的に支出されたが、所有権は6人のものではなく、3つの村の共同所有になっている。しかし、何人たりともナッソウ島に永久に留まることは許されない。数年間島に留まってタロイモを作っていた数名が1964年にここに不定期間留まることを許可してほしいと村会に申し出たが、却下された。彼らが島に留まることによって、島を自分たちの土地と思い込んでしまうのを村会はおそれたといわれる。
※この「ナッソウ島取得の経緯」の解説は、「プカプカ島」の解説の一部です。
「ナッソウ島取得の経緯」を含む「プカプカ島」の記事については、「プカプカ島」の概要を参照ください。
- ナッソウ島取得の経緯のページへのリンク