ドライバの付属しないバルク品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 18:41 UTC 版)
「バルク品」の記事における「ドライバの付属しないバルク品」の解説
ビデオカードやLANカードのバルク品には、デバイスドライバや、紙媒体の説明書を付属させず販売されているケースがある。これは出荷ミスや偽造品ではなく、そもそもバルク品は大口需要家向けの製品のため、個別にデバイスドライバ等を添付しないからである。デバイスドライバや説明書は、メーカーのWebサイトなどからダウンロード入手できるので、「ユーザ自身でダウンロードして使うように」とされたものである。このような場合、例としてインターネットへの接続に必要なLANカードが故障した状態でその置き換えのためにバルク品のLANカードを購入しても、ドライバを導入する手段がなく利用できない。 ドライバは短期間のうちに複数回の改訂が行われることがあり、製品に付属させた場合、購入時にはすでに古いバージョンになっている可能性がある。つまり、ユーザが使用時にダウンロードする方式ならば、常に最新のドライバを提供できるため、メーカー・ユーザーの双方にとって都合がよい。また、ドライバを収めたインストールメディア(フロッピーディスクやCD-ROM)や説明書の印刷などにかかるコストを省くことができるため、価格の低下にも効果的に寄与している。
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