ドテラマン事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 03:21 UTC 版)
漫画家の勝川克志が自分のキャラクターを盗用されたとして、日本テレビ、タツノコプロ、九里一平を訴え、『ドテラマン』の放送中止などの仮処分を求めた事件である。 勝川の訴えは、タツノコプロは1984年から1985年6月にかけて勝川の作品の映像化権を得た過去があり、また、『ドテラマン』の絵柄が九里の本来の絵柄と異なること、勝川ファンや漫画家や編集者などが絵柄を真似たと思っている事が根拠とされた。 しかし、『ドテラマン』のキャラクターと勝川作品のキャラクターとを比較した上でデザイン上の類似性は認められず、画風は著作権法による保護の対象外とし、東京地方裁判所は1987年5月15日に著作権侵害を認めず、勝川の訴えを退ける判断を下した。 この裁判については、原告の勝川が表紙やカットを描いている漫画情報誌『COMIC BOX』が1987年2月号から8月号にかけて断続的に全4回のレポート記事を掲載。勝川を全面的に支援していた。
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