ドゥリンの禍
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第三紀に目覚めてモリアを荒廃させたバルログ。 詳細は「バルログ」を参照
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ドゥリンの禍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 21:57 UTC 版)
ドゥリンの禍(わざわい) (Durin's Bane) とは、第三紀に、モリアを荒廃させ、支配したバルログである。「怒りの戦い」の生き残りが地下で数千年にもわたる悠久の眠りについていたと思われる。ミスリルを求めてモリアの坑道をドワーフはあまりにも貪欲に深く掘り進んだため、ドゥリン6世の治世に坑道の奥深くで眠っていたバルログの一体を目覚めさせてしまった。ドゥリン6世とその子ナインは殺され、モリアは荒廃して、ドワーフはモリアから逃げ去った。このため、このバルログは「ドゥリンの禍」と呼ばれている。ナインの息子スライン一世は、はなれ山エレボールを開拓し、山の下の王となった。後に、アザヌルビザールの合戦でドワーフが勝利したときも、ドゥリンの禍はモリアの中に居て、ドワーフがモリアを回復することはできなかった。 指輪戦争において、指輪の仲間がモリアを西から東へと抜けようとした際、ドゥリンの禍とオークやトロルの集団が一行を襲撃した。このバルログは、大剣と炎の鞭を振るって魔法使いガンダルフと闘った。両者ともに橋から深淵に落下したときは、水につかって火は消えてしまったが力は衰えず、締め付け攻撃に切り替えてなおも戦闘を続行した。複雑で広大なモリアの構造をすべて把握しており、撤退時には坑道の最下層から山頂に空いた窓までを駆け抜けた。このとき、太古の存在「名前も持たぬ者たち」らの一派が残した古いトンネル群をもバルログは熟知しており、これらを使って坑から脱出したが、敵を追っていたガンダルフもその恩恵で脱出することが叶った。最期は銀枝山の山頂でガンダルフと相打ちとなって共に滅んだ。
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