ドゥリアン・トゥンガル・ダム
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「トレヴァー・ジェイムズ・コンスタブル」の記事における「ドゥリアン・トゥンガル・ダム」の解説
1991年、コンスタブルはマレーシアのムラカ州政府とともに、ドゥリアン・トゥンガル・ダムに水を満たすプロジェクトに携わった。 コンスタブルとTJC/アトモス・エンジニアーズ社は、金属製の円筒を使って大気中のエーテルや気を変化させ、「雨乞い」をする技術を開発したと喧伝していた。この装置からは、電磁気や放射性物質が大気に放出されることはなく、安全であると謳っていた。コンスタブルは、この装置は既にカリフォルニア州のジブラルタル・ダム(英語版)で使われたことがあると述べた。 初期の段階では、貯水池に水はほとんど満たされていなかった。地元住民の中には、気を変化させようとする試みに悪霊が抵抗しようとしているのだと言う者もいた。コンスタブルは、その噂は本当かもしれないが、自分の技術で克服できると信じていると述べた。 マレーシア連邦政府は、TJC/アトモス・エンジニアーズ社が州政府を騙しているのではないかとして調査を始めた。その時点で、州政府は同社に対して合計320万ドルを支払っていたという。一方で、マレーシアの英字新聞『ニュー・ストレーツ・タイムズ』は、1991年8月14日付で次のように報じている。 マラカ州政府はTJC/アトモス・エンジニアーズ社と、1月に干上った28メートルのドゥリアン・トゥンガル・ダムを満たして州の水問題を解決するという契約を結んだ。翌月までに成功すれば320万ドル、半分だけ満たされればその半額が支払われる。操業は7月1日から開始される。コンスタブル氏は、マラカ州での請負の契約は完全に成功報酬であり、結果が出なければ支払いもないと述べた。
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