チ500形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 03:48 UTC 版)
「国鉄チサ1600形貨車」の記事における「チ500形」の解説
チ500形は、チサ1600形と同じくトキ900形を改造した10t積みの長物車である。こちらは遊車運用を主目的として製作された車両で、1952年(昭和27年)4月から1956年(昭和31年)11月にかけて国鉄各工場で361両が製作された。番号は以下のとおりである。 チ500 - チ850、チ866 - チ875 なお、チ851 - チ865は欠番である。 改造に際しては妻板とあおり戸を撤去し、下回りはそのまま流用した。遊車運用が主目的であるため、荷摺木や柵柱はなく、床面はフラットである。 1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正(ヨンサントオ)において同時点での在籍車49両は構内専用車及び北海道内の限定運用車に指定され、車体側面に黄1号の帯が追加され、北海道内の限定運用車については「道外禁止」の標記も追加された。 末期は事業用車として使用される車両もあり、1987年(昭和62年)に形式消滅した。
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